パラフィル・ロープ
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パラフィル・ロープ
パラフィル・ロープ
英国のリニアコンポジット社が開発したパラフィル・ロープは、抗張力、耐久性に優れたポリエステル繊維を、真っ直ぐな並列繊維束として芯糸にし、その周囲をポリエチレンの樹脂で被覆したロープです。
1960年代、海洋開発のための深海に大規模なプラットフォームを係留する目的で開発されたこのロープは、ワイヤーロープや鎖の持つ腐食や重量、伸びの問題を一挙に解決しました。

パラフィル・ロープの特長
1. 少ない伸び率
パラフィルは破断強度80%での1年間の引張り試験の結果タイプAの6日後の伸び率が0.63%で1年後のそれは更に0.22%だけでした。
タイプFについては破断強度40%で同様の実験を行ない0.14%と0.07%の結果を得ています。
2. 軽量
パラフィル・ロープは繊維とプラスティックの被覆で出来ている為、非常に軽量で水に浮きます。
(端末をシールして繊維部への浸水を防止した場合)
3. 紫外線による影響を受けにくい
被覆に用いた黒色ポリエチレンは紫外線劣化に対して非常に強く内部を保譲します。フロリダでの20年間の曝露テストの後、劣化のない事が証明されています。また、淡水、海水中、土中では紫外線の影響がほとんどないので、さらに寿命がのびます。最近ではヨットのデッキ等に使用され始め白色のポリエチレンでの被覆商品も開発されました。
4. 強い引っぱり強度
パラフィル・ロープでは芯の糸が特性を決定します。基本的には2種類あり、タイプAはポリエステル糸を用い、タイプFはケブラー29を用いたものです。タイプAは破断点での伸び率約5.5%であり、タイプFでは約2.5%です。現在は生産していませんがナイロン芯のバラフィール・ロープの場合のそれは約11%でした。
破断強度は芯糸の量により調整され、スタンダード商品はタイプAは、0.225~200トンまで、タイプFは1.5トン~150トンまであります。
また500トン600トンのバラフィール・ロープも生産可能です。
5. 耐疲労性
パラフィル・ロープの耐疲労性は問題になりません。パラフィル・ロープの素材は耐疲労性必須のタイヤコードに用いられます。
6. 高い絶縁性
パラフィルロープは、絶縁性なので陸上アンテナの支線としても利用され、ワイヤーロープ使用時にみられる電波障害の問題を解決しました。(碍子は不要)
7. 耐蝕性
化学的に安定な素材より作られているのでほとんどの無機塩や酸、有機溶剤に対して耐腐蝕性を持っています。またバクテリアや微生物に対しても極めて安定です。
素材の耐薬品性の詳細はメーカーの技術資料があります。
8. 温度安定性
パラフィルは広い温度範囲で使用可能です。-32℃~+55℃の範囲でわずかに負荷-のび曲線に影響がみられるだけです。低温-40℃、高温100℃まで物性にほとんど変化はありません。
9. スパイクターミナル
通常使用されているロープ・ワイヤー等は一般に端末結束が困難ですが、パラフィル・ロープはこれを解決するため各強度における特殊なターミナルを用意しております。
パラフィル・ロープの用途
アンテナや絶縁線、懸垂線そして支持線など
高強度、高い絶縁性および紫外線劣化に強い特性を発揮し長寿命を実現し、基本的にはメンテナンスを不要としました。
ブイの係留、船やヨットの装備、ガードレール、曳航網など
高強度、耐食性、軽量、そして耐疲労性の特性を発揮し、長寿命と取り扱い易さを実現しました。
用途別施工方法
※各画像をクリックすると拡大画像がご覧頂けます。
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